気づけば、、、

気づけば、、

思い返せば、、、

よくあることだと思います。

私の場合、
気づけば、子供がいて、、
家内がいて、、
お仕事をさせていただいて、、
住む場所があって、、
感謝です。

昔は、精神病棟で
外から鍵のかかる部屋で、
1日中、いすに座って、
窓から(格子があって、全開しません。ちょっとあいた隙間から
外の風を受けることができました。)
空の雲を眺めていることがありました。

曇って、ずっとみてると、
形が変化するんです。

じ~っ、って見てると、
気のせいか、人の顔に見えてきたり、、、
見すぎかな、、

窓から見える
右側から、左まで、
その日は晴れた日で、
風があまりない平和な一日でした。

そういう時は、雲の進み方が
とてもゆっくりです。

右から出てきた雲が
左に行くまで、
とても長く感じられましたが、
それでも、
それが、娯楽なのです。

楽しいものです。
住めば都、といいましょうか、、

また、不思議なもので、
「風」も、急に窓から入ってくるときや、
涼しい風が入ってくるときがあります。

急に入ってくるときは、
大概、忙しくしている看護師さんが
入ってきます。
ばたばたしている看護師さんは余裕がありません。
そのため、余裕のない看護を受けることがあります。
そのときは、
「よくない風」と認識して、
よくない風が入ってきたら、
「あ、くるな、、」
と、よく感じておりました。

また、
涼しい風が入ってくることもあります。
そういうときに限って、
余裕のある看護師さん、
または、主治医の先生、
家族などが、入ってきます。
そういう時は、
いい対応をしていただけます、
やさしくしていただけます。
「よい風」と呼んでおりました。

仮に厳しくされても、
善意からなるものであれば、
風は
「よい風」が吹いてきていました。

不思議なことでした。

また、経験上、余談ですが、
「看護師さんに、悪い人はいない」
と思えました。

さらに、看護師さんは、
各々、不思議な能力があると思いました。

なかには、その看護師さんと接するだけで、
食欲がわく看護師さん、、

看護師さんが、軽く歌うと
(※声楽家出身らしかったです。)
窓から、外のはとさんたちの集団が、
空をグループで舞ったり、、

みな、不思議な能力をお持ちなんだなあ、、
と感じることがよくありました。

入院中で、とある病棟で
ある看護師長さんは、うわさでは、
おなじ精神病になったとか、、

それでも復帰したのですが、
患者の評判がよくない、、
決して、悪いかたではないけれど、
患者側からすれば、多少不安があったのかもしれない、、

そういう方は、非常のまじめで
がんばり屋さんの、
看護師さん。

その看護師長さんは、
私と接することがあり、
「社会に出て行ってください。
ここから、病棟から出て、
ぜひ、社会に出てください。」

といってくれましたことを
忘れられず、よく思い出します。
メッセージ性を感じました。

閉鎖病棟(外から鍵のかかった病棟)
は、ちょっといやなイメージもあるかもですが、
精神病の方が休むには、
情報が少なくしていただき、
休むには、よいところです。
ただ、非常にさみしいです。。

少しでも寂しさがやわらぐような、
そういうケアを今後期待したいです。

また、患者同士でも
話していると、まさに枯れ木も山の賑わいで、
多少まぎれます。

懐かしいです。

そういった体験談をさせていただきました。

そのころのことを思い出せば、
現状は大変、感謝であります。

当たり前のことが、実は、感謝なことは
よくあると思います。

今後とも、日常に、
周囲に、社会に、感謝してまいりたいと思います。

ここまで、よんでいただき、
まことにありがとうございました。

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